和のあかり×百段階段@目黒雅叙園に行ってきました
一昨日、半休をいただいて「和のあかり×百段階段」に行ってきたのでメモしておきます。
こちらの展示、実は都内の銭湯にこのポスターが貼ってあってちょっと気になっていたんです。「祭り」「アート」「職人」「伝統芸能」の4つのカテゴリーを中心に、和のイルミネーションを楽しむことができます。目黒雅叙園にて8月28日(日)まで開催されていますよ〜。
エントランスには山口県柳井市の金魚ちょうちんがいっぱい。すみだ水族館からやってきた金魚たちもお出迎えしてくれます。夏っぽい!!
エレベーターで百段階段のあるフロアへ。
百段階段は1935年に建造された木造建築で、東京都の有形文化財です。「十畝の間」や「静水の間」など7つの部屋を99段の階段でつないでいます。
百段階段に来たのははじめてなのですが、1つ1つの部屋には豪華絢爛な装飾が施されていて、展示だけでなく百段階段そのものもとても見ごたえがあります。それから、階段を踏みしめるたびにギシッときしむ音がするのも歴史を感じます。「昭和の竜宮城」と呼ばれていただけの風格が漂っていますよ〜!
展示の内容は、これから行く方もいらっしゃると思うので特に気に入ったものだけ抜粋で紹介しますね。
青森ねぶた祭り(青森県青森市)
「漁樵の間」に展示されていた青森県のねぶた。浮かび上がる原色の色彩がとてもきれい!ちょうど今青森ではねぶた祭りが開催されていますね。いつか見に行きたいなぁ〜。
東北で育ったこともあって、今回石見神楽というものをはじめて知ったのですが、青森ねぶた同様すごいスケール感です。
造形作家・川村忠晴さんの「草木のあかり」
「星光の間」に足を踏み入れると、まるでキャンドルナイトのような幻想的な空間が広がっていました。こちらは造形作家・川村忠晴さんの作品「草木のあかり」。この葉っぱは本物ですよ〜!自然の美しさを切り取ったかのようです。
鈴木茂兵衛商店の「提灯シャンデリア」(茨城県水戸市)
こちらも「星光の間」にあった作品。なめらかな曲線とコロンとした見た目がかわいいです。手を叩くと灯りが点いたり消えたりする面白い展示でした。
山川建具の「竜宮城の組子あかり」(東京都江戸川区)
こちらは伝統工芸の組子細工でつくられたライト。こんなライト、部屋に置いてみたいなぁって憧れるけどわたしの雑然とした部屋ではきびしいなぁ・・・(遠い目)。
石見神楽(島根県浜田市)
「清方の間」には島根県浜田市の石見神楽で使われている衣装と蛇胴が展示されていました。出雲神話に出てくるスサノオのヤマタノオロチ退治を表現しているみたいです。
切り絵作家・早川鉄兵さんの「伊吹の森」
「頂上の間」にて展示されていた「伊吹の森」。切り絵作家の早川鉄兵さんによる作品です。・・・やばい、すごく好みの作風だ!これのウォールステッカーとかあったら即買いしてしまいそう。というわけで写真も多めです(笑)
銭湯ペンキ絵師・田中みずきさんの「銭湯絵 目黒の湯」
99段の階段をのぼりきったところにあるのが、銭湯ペンキ絵師・田中みずきさんによる「銭湯絵 目黒の湯」。あぁ、銭湯でたくさん告知されていたのはこういうわけか!
ところで、百段階段と言いながら99段で終わっているのはなぜかご存知ですか?その理由が「頂上の間」に掲示されていました。なるほどなぁ。
こちらの展示、写真撮影OKなのがとてもありがたかったです。おかげで写真映えする画がたくさん撮れました(笑)
百段階段が99段な理由も含め、気になった方はぜひ足を運んでみてくださいね!